ポリエステル素材・ポリエステル混素材へのプリントについて
ポリエステル素材・ポリエステル混素材へのプリントは 素材の特性上「ブリード現象」が起きる可能性があります!
ポリエステル生地に染めた染料がプリントに移行する現象です。
昇華(ブリード現象)が起きたときの例
赤のドライTシャツ(ポリ100%)に白インクでプリントした場合、生地の赤い染料が移行してしまい、白インク部分が薄ピンク色に変色します。
油性インクでプリントする際、プリントした後インクを固めるために必ず高熱処理を加えます。しかしこの熱を加えるとポリエステル生地の染料がプリントインクに移行しプリント部分が下地の影響を受けます。※濃い生地のウェアほどインクが変色しやすいです。
ブリード現象を回避するためにおすすめする事!
【1】ブラックインクやメタリックシルバー・ゴールドでプリント
ブラックインクの場合、実際にはブリードがあったとしてもブラックにしか
見えませんので、生地色がどんな色の場合でも有効です。
また、メタリックシルバー/ゴールドは比較的ブリードしても目立ちにくい為
おすすめです!
【2】プリントカラーを生地色と同系色にする
ピンクに赤、ライトブルーに青、ホワイトに黒色でプリントなど
淡い色のTシャツに濃い色でプリントする場合ほとんど影響がでません!
また、ロイヤルブルーに水色プリント、レッドにピンクプリントなど
逆のパターンでも同系色なら回避しやすくなります。